Pinkという色が好きです。
何故に人々は"Pink"という色からフェティッシュなイメージを連想されるのでしょう?
もしかしたら、彼女から?
日本に白いメリヤス下着しかなかった時代に、カラフルな色でナイロンの下着をデザインした
鴨居羊子が最初に出会ってしまったのも
"ピンク"のガーター・ベルトでした。
「女のからだをむしったら、こんな一ひらがおちてくる。この一ひらは千五百円もした。思い切って買って胸に抱き締めて家へ帰った」
昭和27年、月17000円で親子三人が食べてゆけた時代に1500円。
「上はおそまつな黒っぽいセーター・スタイルなのに、私の中身はピンク色に輝き、おなかはたえず一人笑いをした。とくにトイレへ行くときがたのしみである。ぱっとスカートをめくると、たちまちピンクの世界が開ける。おしっこまでピンク色に染まっているようであった。」 『私は驢馬に乗って下着をうりにゆきたい』より
PINK
ピンク
ぴんく
女の子の特別な色。
「前衛下着道−鴨居羊子とその時代
岡本太郎・今東光・司馬遼太郎・具体美術協会」展
4月17日(土)〜 7月4日(日)
川崎市岡本太郎美術館
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